イベント報告

2022年度 「南九州の名城・古城を探訪」8 穆佐城

2022/10/21-23に「南九州の名城・古城を探訪」と題し毎年恒例の旅行会を開催、鹿児島県、宮崎県の城郭を2泊3日で巡りました。
旅行会三日目の最終日、案内講師は南九州城郭談話会(宮崎市教育委員会文化財課)の竹中克繁氏。
一城目は穆佐城(むかさ城)
南北朝時代の伊藤氏、肝付氏、畠山氏、島津氏などの争乱期を経て、島津元久が日向・大隅守護職になってからは、弟の久豊が穆佐城に入る。この時期、城内で忠国が誕生する。
1412年伊藤氏により攻め落とされるも忠国が守護職になってから島津氏が穆佐城を取り戻す。
1445年に再び伊藤氏により攻略され、以後130年間伊東氏の支配下になる。
1577年日向は島津氏の領国となり、伊東氏は日向を追われ、穆佐城は島津氏の支配下になる。1602年頃廃城。

シラス台地の丘陵を利用して城郭が築かれ、東側から面積の小さな曲輪群からなるA地区、主郭のあるB地区、その他C地区、最西のD地区の大きく分けて4つのエリアに分かれる。

穆佐城4主郭

主郭
上下二段の曲輪で構成される。


穆佐城5主郭西側方面より

主郭西側方面より


穆佐城2島津忠国誕生杉

島津忠国誕生杉


穆佐城3A地区東側の小規模な空堀

A地区東側の小規模な空堀


穆佐城6A地区、B地区間の大きな空堀

A地区、B地区間の大きな空堀


穆佐城1ガイダンス施設

ガイダンス施設

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