2022/10/21-23に「南九州の名城・古城を探訪」と題し毎年恒例の旅行会を開催、鹿児島県、宮崎県の城郭を2泊3日で巡りました。一日目は講師として三木 靖氏(南九州城郭談話会会長・鹿児島短期大学名誉教授)をお招きしました。
2城目は「一宇治城(伊集院城、鉄丸城)」。
1450年に伊集院地域は守護島津氏領となり伊集院氏は島津氏に従う。
1536年には島津貴久が当城で戦国領国の確立につとめ、城下、城郭の整備を実施。
貴久は、関ヶ原の戦いで退却時に正面突破したとされる島津義弘の父。
1549年には、貴久がこの城でイエズス会宣教師ザビエルと会見。
カトリック教界ではザビエルと貴久が会見したとして世界的に注目されている城といわれている。
1550年貴久が別の城に移ったため廃城
神明城、中尾城、釣瓶城などの複数の曲輪からなる南九州特有の群郭式城郭(各曲輪は丸でなく城と呼ぶ)で、現在は城山公園として整備され市民の憩いの場になっている。