2022/10/21-23に「南九州の名城・古城を探訪」と題し毎年恒例の旅行会を開催、鹿児島県、宮崎県の城郭を2泊3日で巡りました。一日目は講師として三木 靖氏(南九州城郭談話会会長・鹿児島短期大学名誉教授)をお招きしました。鹿児島到着後1城目は「清色城」。
相模国渋谷庄地頭であった渋谷氏が宝治合戦(1247年)の恩賞としてこの地方を与えられ(入来院氏を名乗る)、1375年前後に築城したのが始まり。その後島津氏との攻防が続き、1569年頃入来院氏は全所領を島津氏に差し出し家臣となる。本丸へ向かう途中にある堀切は南九州の城郭の特徴であるシラス台地の性質を利用し、垂直に切り立っていて見応えあり。入来麓では茅葺門など中世から近世の武家屋敷群が保存、維持されていている。鹿児島には、麓と呼ばれる薩摩藩の外城制度による武家屋敷群が城郭とともに各所に存在する。時間の関係上本丸は見れず。