2022/10/21-23に「南九州の名城・古城を探訪」と題し毎年恒例の旅行会を開催、鹿児島県、宮崎県の城郭を2泊3日で巡りました。一日目は講師として三木 靖氏(南九州城郭談話会会長・鹿児島短期大学名誉教授)をお招きしました。
初日3城目は「伊作城」。
薩摩を統一し守護となる島津貴久は、ここ伊作城で生まれる。
父は分家の伊作島津家の当主忠良。島津宗家に貴久を養子に出し、貴久が薩摩守護になるまで島津家内紛など、険しい場面があったが親子で乗り切っていく。
また、貴久の子義久(貴久の跡を継ぎ1586年に九州をほぼ統一)、
関ヶ原の正面突破したといわれる義弘、その弟の歳久、家久の戦国島津氏の4兄弟はこの城で誕生したといわれ、本丸に相当する亀丸城には、忠良、この4兄弟、姉妹の誕生石がある。
薩摩藩の基礎を築いた戦国島津氏の居城であったことから、伊作城は江戸時代以降薩摩の聖地といわれているという。
亀丸城の南東には一番標高が高い山之城、西には御仮屋城など複数の曲輪からなる南九州特有の群郭式城郭。