022/10/21-23に「南九州の名城・古城を探訪」と題し毎年恒例の旅行会を開催、鹿児島県、宮崎県の城郭を2泊3日で巡りました。
旅行会三日目の最終日、案内講師は南九州城郭談話会(宮崎市教育委員会文化財課)の竹中克繁氏。
三城目は都於郡城(とのこおり城)
1335年足利尊氏に従った伊藤祐持が勲功により都於郡300町を賜り、伊豆からこの地に下向。2代目祐重が都於郡城を築城。
1572年伊東氏は島津義弘に敗れ、1577年には大友氏を頼って豊後に逃げ落ちる。
ちなみに、1587年豊臣秀吉の九州制圧で島津氏は降伏。加勢した伊藤祐兵は飫肥城を与えられる。
天正遣欧使節団の伊藤マンショは1569年にこの地で生まれ、1585年にローマ法王に謁見する。
本丸、二ノ丸、三ノ丸、西ノ城、奥ノ城の5つの曲輪で構成。曲輪間の空堀が見応えあり。